日本テレビ「DayDay.」・フジテレビ「Live News イット!」出演、日本テレビ「news every.」コメント出演
メソセラピーは、毛髪の成長を支える成長因子などを頭皮に直接注入する治療です。効果はありますが、当院はメソセラピー単独はおすすめしていません。注射をやめると維持が難しく、打ち続けることになるからです。治療のど真ん中はあくまで薬(女性ならスピロノラクトンとミノキシジル)で、メソセラピーは重症度が高い方や、薬だけでは行き詰まった方に足す「追加の一手」です。その使い方なら、発毛は明らかに良くなります。痛みは注射と同じ程度で、痛みが理由でやめる方はいません。
「メソセラピーって効くんですか?」——女性の患者さんからよく聞かれる質問です。クリニックによっては最初からメソセラピーを強く勧められて、迷ってこの記事にたどり着いた方もいると思います。この記事では、メソセラピーの仕組みと効果、そして当院があえて「単独ではおすすめしない」と言う理由を、女性の薄毛を毎日診ている院長の実感で正直に解説します。
メソセラピーとは?頭皮に成長因子を直接届ける治療
メソセラピーは、毛髪の成長に関係する成長因子(サイトカイン)などの有効成分を、細い針で頭皮に直接注入する治療です。成長因子は本来、毛包のまわりの細胞から作られて毛の成長を支えています。薄毛が進んで毛包が小さくなると、そのまわりの環境も弱っていきます。そこへ成分を直接届けることで、働きの落ちた毛包に働きかけ、発毛しやすい土台を整えるのが目的です。
施術は月1回が基本です(ご要望により2週に1回などの調整も可能)。注入する量は範囲で選びます——2ccは前頭部または頭頂部のどちらか、4ccはその両方、6ccはさらに広い範囲をカバーします。
正直な話:メソセラピー単独はおすすめしません

メソセラピーだけで治療した場合、発毛を維持するには注射を打ち続けなければいけません。だから単独はお勧めしないんです。
治療選びの考え方として、ど真ん中はお薬です。まず内服と外用で進行を止め、発毛の土台を作る。メソセラピーは、その土台の上で必要な方に行うものだと考えています。その使い方をすれば、発毛は明らかに良くなります。
これは、メソセラピーを売りたいクリニックはあまり言わないことです。注射は1回ごとの単価が高く、繰り返すほど売上になります。だからこそ、最初からメソセラピーだけを勧められた場合は、その根拠を確認することをおすすめします。当院では、スコープで頭皮を見て必要と考えた方にだけご提案します。
メソセラピーが向いているのはどんな女性か
当院がメソセラピーを提案するのは、主に次の2つの場合です。
①重症度が高い場合。スコープで見て、極端に小さくなった毛が多い——つまり毛包の働きがかなり落ちている場合です。重症度が高い薄毛に軽い治療では効果が出にくいため、最初から治療の強度を上げる一手としてメソセラピーを組み込みます。
②薬だけでは行き詰まった場合。内服と外用で治療を続けても伸び悩む部位があるとき、選択肢は「薬の変更・増量」か「メソセラピーの追加」です。特に改善しにくい部位をしっかり治したいときの、より積極的な追加治療という位置づけです。
逆に、進行がまだ軽い方には、まず薬だけで十分な改善が得られることが多いので、無理にメソセラピーを足すことはしません。
ご自身がどちらの段階かは、スコープで頭皮を見ればその場で分かります。無料カウンセリング(0円)で院長が直接確認します。
女性の治療の土台:スピロノラクトンとミノキシジル
ここは誤解が多いところなので、はっきり書いておきます。フィナステリドやデュタステリドは男性のAGA治療薬で、女性には使えません。女性の薄毛(FAGA)治療の土台になる薬は、スピロノラクトン(内服)とミノキシジル(内服・外用)です。当院の女性用外用薬はミノキシジル2%で、アデノシンなど毛髪の成長を支える成分も配合しています。
スピロノラクトンで薄毛を進めるホルモンの影響を抑え、ミノキシジルで発毛を促す——この土台を作ったうえで、必要な方にメソセラピーを足す。これが当院の女性の治療の組み立てです。スピロノラクトンについて詳しくはスピロノラクトンの解説記事をご覧ください。
痛み・副作用・当日の注意
痛みについて。無痛ではありませんが、痛みが理由で続けられなくなる方はいないレベルです。30Gというごく細い針を使い、部位によって感じ方は違います(無痛に近い方もいます)。興味深いことに、髪が生えてくるほど痛みを感じやすくなる傾向があります——組織が育ち、血管や神経も発達するためと考えています。
副作用について。やっていることは通常の注射と同じなので、正直、副作用はほとんど出ません。起こりうるものとしては、注入部の痛み・皮下出血・まれに感染や薬剤へのアレルギー反応があります。注射全般に共通する反応として迷走神経反射(めまい・失神)やアナフィラキシーも理論上はありえますが、当院ではこの治療によるアナフィラキシーは経験していません。
当日の注意。注射のあとの頭皮には小さな針穴があるため、必要以上に触ったりこすったりしないでください。洗髪・飲酒・激しい運動は当日は控え、ミノキシジルの外用(アルコールを含むためしみることがあります)は翌朝から再開してください。
料金と回数の目安
当院の発毛メソセラピーは、1回 82,500円(2cc)〜です。回数コースで1回あたりの費用は下がり、12回コースなら2ccで1回あたり49,500円になります。範囲が広い場合は4cc(1回104,500円〜)・6cc(1回126,500円〜)、さらに成長因子を追加した上位版のプレミアムもあります。すべて税込で、料金の一覧に全額を公開しています。
期間の考え方としては、ずっと続けるものではなく、治療開始後の1年ほどに集中して行い、土台の薬に引き継ぐことを想定しています。初診料・再診料・カウンセリング・血液検査(※医師が医学的に必要と認めた場合)は0円で、表示価格以外の費用はかかりません。
よくある質問
Q. メソセラピーだけで治療できますか
可能ですが、当院はおすすめしていません。メソセラピー単独では進行を止める力が弱く、発毛を維持するには注射を打ち続けることになるからです。スピロノラクトンとミノキシジルで土台を作り、必要な方に追加するのが効果的な使い方です。
Q. 何回くらいで効果が分かりますか
月1回のペースで数ヶ月続けたところで、写真とスコープで経過を確認します。毛髪の成長サイクルの都合上、1回で劇的に変わる治療ではありません。だからこそ、単独ではなく薬と組み合わせて、全体で結果を出す設計にしています。
Q. 痛くないですか
無痛ではありませんが、30Gの細い針を使っており、痛みが理由でやめる方はいないレベルです。部位により感じ方は違い、無痛に近い方もいます。
Q. やめたら元に戻りますか
メソセラピーだけで維持していた場合は、やめると徐々に元に戻っていきます。薬の土台がある方は、メソセラピーを卒業しても薬で維持できることが多いです。ここが「単独をおすすめしない」理由そのものです。
まとめ
メソセラピーは、成長因子を頭皮に直接届けて発毛の土台を整える、効果のある治療です。ただし主役ではありません。治療のど真ん中は薬(スピロノラクトン・ミノキシジル)で、メソセラピーは重症度が高い方・行き詰まった方への追加の一手——この順番で使ってこそ、発毛は明らかに良くなります。
最初からメソセラピーだけを勧められて迷っている方は、その提案が頭皮の状態に基づいているかを確認してください。当院では、スコープで見て必要な方にだけご提案します。確かめるところまでは0円です。実際の改善例はFAGAが治った人の記事にまとめています。
参考文献・記載について
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(女性型脱毛症の標準治療).PDF
※本文中の治療方針・経過に関する記述は、当院院長の診療実感にもとづくものです。料金は2026年8月時点の税込価格です。
新宿三丁目駅 徒歩1分/土日も診療/完全個室



