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監修医師 清水崇裕
この記事の監修: 清水 崇裕(医師・医学博士・放射線科専門医/ベアAGAクリニック院長)
日本テレビ「DayDay.」・フジテレビ「Live News イット!」出演、日本テレビ「news every.」コメント出演

「毎年この時期になると、抜け毛が増える気がする」
「季節のせいだと思ってきたけれど、本当にそれだけなのか不安になってきた」

この記事の結論
抜け毛には季節のリズムがあり、とくに秋、次いで春に増えやすいことが知られています。多くは一時的なもので、1〜2ヶ月ほどで落ち着いていきます。ただ女性の場合、産後や更年期といったホルモンの変化、そして髪への負担が季節と重なることが多く、季節のせいだけでは説明のつかない抜け毛が混ざっていることがあります。この記事では、季節ごとに女性の髪に何が起きているのかと、「待ってよい抜け毛」と「そうでない抜け毛」の見分け方をお話しします。

季節の変わり目の抜け毛について、新宿で女性の薄毛治療を行う医師がご説明します。

季節ごとの詳しい解説はの各記事にまとめています。

なぜ季節で抜け毛が変わるのでしょうか?

髪の毛は、伸び続ける成長期、成長を終える退行期、抜け落ちるまでの休止期という周期を繰り返しています。健康な方でも1日に50本から100本ほどは自然に抜けており、これはまったく心配のいらない生理的な抜け毛です。

この周期には、ゆるやかな季節のリズムがあると考えられています。休止期に入る毛がある時期にまとまって増えると、抜け毛が一時的に多くなります。医学的には休止期脱毛と呼ばれる状態で、季節性の抜け毛の多くはこれにあたります。

もうひとつ大きいのが、その季節に受けたダメージが、数ヶ月遅れて表れるという点です。髪は生え変わりの周期を一巡してから抜けるため、夏に浴びた紫外線や、食欲が落ちて栄養が偏った時期の影響は、その場ではなく秋に出てきます。「思い当たることがないのに急に増えた」と感じられるのは、この時間差があるからです。

当院では、院長が毎回、直接診察します。頭皮を拡大して見ないと分からないことが多いためです。初診料・再診料・カウンセリング・血液検査(※医師が医学的に必要と認めた場合)は0円です。

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春 — 生活が変わる時期に、髪も揺れます

春は、進学や異動、引っ越し、お子さんの入園や入学など、生活そのものが変わる方の多い季節です。ご自身が望んだ変化であっても、環境が変われば体は緊張します。睡眠が浅くなったり、食事の時間が不規則になったりすると、髪を育てる力もその影響を受けます。

女性の場合、この時期は忙しさのなかでご自身のことが後回しになりやすい季節でもあります。抜け毛が気になっていても「落ち着いたら考えよう」と先送りにされるうちに、秋を迎えてしまったという方は少なくありません。春の抜け毛そのものは一時的なことが多いのですが、気になった時点で一度立ち止まっていただけたらと思います。春については春に抜け毛が増える女性への解説記事で、新生活と花粉の時期の過ごし方まで詳しくお話ししています。

夏 — 紫外線と汗、そして髪への負担

頭皮は、体のなかでもっとも日差しを受ける場所です。顔には毎日日焼け止めを塗っていても、分け目の頭皮まで気をつけている方はそれほど多くありません。紫外線を浴び続けた頭皮は乾燥し、髪そのものも傷みます。汗や皮脂で毛穴のまわりの環境が乱れると、かゆみやべたつきにつながることもあります。

加えて女性の場合、暑さのあいだずっと同じ位置で髪を結んでいたり、夏に向けてカラーやパーマ、縮毛矯正を繰り返したりと、髪そのものへの負担が増えやすい季節でもあります。これらはその場で抜け毛になるわけではなく、やはり数ヶ月後に表れてきます。夏の過ごし方と対策は、夏に抜け毛が増える女性への解説記事で詳しくお話ししています。

秋 — 1年でもっとも抜け毛が増える季節

四季のなかで、抜け毛がもっとも増えやすいのが秋です。生え変わりのリズムに、夏に受けたダメージの影響が数ヶ月遅れて重なるためと考えられています。9月から10月にかけてピークを迎え、11月の後半から12月にはおさまってくるという経過をたどる方が一般的です。

女性の薄毛は分け目や頭頂部から進むため、この時期に季節性の抜け毛が重なると「急に地肌が見えるようになった」と感じられ、不安がいちばん強くなります。秋については秋の抜け毛が増える理由といつまで続くのかの記事にまとめていますので、いま気になっている方はそちらもご覧ください。

冬 — 乾燥と冷えが重なります

冬は空気そのものが乾いているうえに、暖房を使う時間が長くなります。顔や手の乾燥には気づきやすいのですが、頭皮も同じように乾いています。乾燥するとフケが出たり、かゆみで掻いてしまったりして、頭皮の環境が崩れやすくなります。

また、体が冷えると血のめぐりが悪くなり、髪に届く栄養も届きにくくなります。冬は抜け毛の本数そのものは落ち着いていることが多い季節ですが、秋の抜け毛が冬になっても減らない場合は、季節性ではない可能性を考えます。ここは見きわめの大事な分かれ目です。乾燥と冷えへの備えは冬に抜け毛が増える女性への解説記事にまとめました。

女性の場合、季節と重なりやすいもうひとつの理由

女性の抜け毛には、季節とは別のリズムがあります。出産のあとの抜け毛は、多くの場合は半年から1年ほどで落ち着いていきますが、その時期がちょうど秋と重なると、抜け毛が二重に感じられます。産後の経過の目安は産後の抜け毛はいつからいつまで続くのかの記事にまとめています。

更年期の前後も同じです。エストロゲンが減っていく時期は髪を保つ力が弱まり、もともとあった体質が表に出やすくなります。ここに季節性の抜け毛が加わると、「この数ヶ月で一気に来た」と感じられる方が多くいらっしゃいます。詳しくは更年期の抜け毛の記事をご覧ください。

さらに、髪をきつく結び続けることで起こる牽引性脱毛症のように、日々のヘアスタイルが原因になっていることもあります。こちらは牽引性脱毛症の記事でお話ししています。季節のせいだと思っていた抜け毛の背景に、こうした理由が隠れていることは少なくありません。

「季節のせい」だけで、困るほど抜ける方はほとんどいません

正直にお伝えします。抜け毛が増えたとご相談に来られた方に、「季節のせいですから様子を見ましょう」とお伝えすることは、ほとんどありません。

理由は2つあります。ひとつは、純粋に季節だけで、ご本人が困るほど抜けることは実際にはまれだからです。わざわざクリニックを探して来られるほど抜けているのなら、それは季節の範囲を超えていることが多いのです。

もうひとつは、そこまで抜けている場合、背景にFAGAがあることがほとんどだからです。季節はきっかけを与えているだけで、実際に進行させているのは別の要因、というのが診察での実感です。

ですから私が見ているのは、抜け毛の本数ではありません。女性の薄毛に特有の場所——分け目と頭頂部——が進んでいるかどうかです。ここが進んでいれば、季節に関係なく治療を考える段階だとお伝えします。

これはやむを得ないことなのですが、多くの方は、ご自身の知識の範囲で薄毛を「季節のせい」「ストレスのせい」に当てはめてしまいます。そう考えたほうが安心できるからです。ただ、そう思っている間もFAGAは進みます。「毎年この時期に増えるだけ」と何年も思っていた方が、実は少しずつ進んでいた——これは本当によくあることです。

ただし産後だけは別です。産後の抜け毛は多くの方が半年から9ヶ月ごろには戻り始めますので、その時期であればお待ちいただくことがあります。1年を過ぎても戻らないときは、産後ではない理由を考えます。

季節のせいか、そうでないか。見きわめるときに見ているところ

季節性の抜け毛と、進行していく薄毛(FAGA)では、抜け方と経過が違います。診察のときに私が見ているのは、次のようなところです。

見ているところ 季節性の抜け毛(休止期脱毛) FAGA(女性型脱毛症)
抜けた毛の質 太さも長さも普通の毛が中心 細く短い毛が混じってくる
続く期間 1〜2ヶ月でピークを越えて戻る 季節が変わっても続いていく
分け目の地肌 落ち着けば元の見え方に戻る 広がったまま戻らない
毎年の繰り返し 同じ時期に増えて、同じように戻る 年を追うごとに戻りが悪くなる

ご自身で確かめる方法としては、いまの分け目を写真に残しておくことをおすすめしています。同じ場所、同じ明るさで、1ヶ月後にもう一度撮って見比べてみてください。記憶だけで比べようとすると、不安な気持ちのぶんだけ悪く見えてしまいます。記録があると、落ち着いて判断できます。

髪全体が均等に薄くなっていく場合は、びまん性脱毛症という状態のこともあります。違いについてはびまん性脱毛症の記事にまとめています。

季節を問わず、続けていただきたいこと

特別なことは必要ありません。夜に一度、指の腹で頭皮をていねいに洗い、すすぎ残しをなくすこと。洗いすぎるとかえって乾燥しますので、1日2回以上のシャンプーは避けていただいて構いません。洗ったあとは自然乾燥にせず、根元から乾かしてからお休みください。濡れたまま眠るのは、頭皮にとっていちばん負担の大きい過ごし方です。

季節ごとに気をつけていただきたいのは、夏は日傘や帽子で頭皮を守ること、冬は室内の湿度を50%前後に保つことくらいです。そして通年で、髪の材料になるタンパク質と、鉄、亜鉛を切らさないこと。とくに鉄は月経のある女性で不足しやすい栄養素ですので、強い疲れやすさやめまいを感じるようであれば、髪のことだけでなく婦人科や内科でご相談いただいたほうがよい場合もあります。

分け目の位置や結び目の高さを時々変えるだけでも、同じ場所にかかり続ける負担は分散できます。小さなことですが、毎日のことなので効いてきます。

こんなときは、一度ご相談ください

抜け毛が2ヶ月以上続いているとき。季節が変わっても減らないとき。分け目や頭頂部の地肌が、抜け毛が落ち着いたあとも元に戻らないとき。抜けた毛に細く短いものが増えてきたとき。そして、毎年繰り返すうちに戻り方が悪くなってきたと感じるとき。こうしたときは、季節のせいと決めてしまう前に、一度確かめておかれると安心です。

当院では、まずお話をゆっくり伺い、頭皮の状態を見せていただいたうえで、いま治療が必要な状態なのか、それとも経過を見てよい状態なのかをご説明しています。検査や他科の受診が先だと判断した場合は、正直にそうお伝えします。カウンセリングは無料で、その日のうちにお決めいただく必要はありません。お話を聞いて帰られるだけでも構いません。治療を考え始めたときの流れはFAGA治療の始め方の記事にまとめています。

カウンセリングから診察まで完全個室・完全予約制で、待合室で他の患者様と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当しますので、次にお越しになったときも、前回どんなことを気にされていたかを覚えている医師がそのまま診ます。

よくあるご質問

季節性の抜け毛はどのくらいで落ち着きますか?

多くの場合は1〜2ヶ月ほどでピークを越え、そのあとは自然に戻っていきます。2ヶ月を過ぎても減らない場合や、季節が変わっても続く場合は、季節以外の原因を考えたほうがよい時期です。

毎年同じ時期に抜けるのですが放っておいてよいですか?

毎年同じように増えて、同じように戻っているのであれば、季節性である可能性が高いと考えられます。気をつけていただきたいのは、年を追うごとに戻り方が悪くなっている場合です。そのときは季節性の抜け毛の裏で、別のことが少しずつ進んでいることがあります。

妊娠中・授乳中でも薄毛の治療はできますか?

薄毛の治療に使うお薬には、妊娠中・授乳中には使えないものがあります。産後の抜け毛は多くの場合、半年から1年で自然に落ち着いていきますので、授乳を終えられてからのご相談で間に合うことがほとんどです。それまでのあいだも無料でご相談いただけます。

抜け毛がいちばん増えるのはどの季節ですか?
多くの方がもっとも実感されるのは秋です。次いで春に増えたと感じる方が多くいらっしゃいます。夏と冬は本数そのものより、頭皮の環境が崩れやすい季節だとお考えください。

1日に何本抜けたら多いと考えればよいですか?
健康な方でも1日に50本から100本は自然に抜けますので、本数だけで判断するのは難しいところです。それよりも、抜けた毛の太さと長さを見てください。普通の太さの毛が抜けているなら生え変わりの範囲ですが、細く短い毛ばかりが目立つときは、髪が育ちきる前に抜けているサインです。

季節性の抜け毛は、どのくらいで落ち着きますか?
多くの場合は1〜2ヶ月ほどでピークを越え、そのあとは自然に戻っていきます。2ヶ月を過ぎても減らない場合や、季節が変わっても続く場合は、季節以外の原因を考えたほうがよい時期です。

毎年同じ時期に抜けるのですが、放っておいてよいのでしょうか?
毎年同じように増えて、同じように戻っているのであれば、季節性である可能性が高いと考えられます。気をつけていただきたいのは、年を追うごとに戻り方が悪くなっている場合です。そのときは季節性の抜け毛の裏で、別のことが少しずつ進んでいることがあります。

妊娠中・授乳中でも治療はできますか?
薄毛の治療に使うお薬には、妊娠中・授乳中には使えないものがあります。産後の抜け毛は多くの場合、半年から1年で自然に落ち着いていきますので、授乳を終えられてからのご相談で間に合うことがほとんどです。それまでのあいだも、ご心配なことがあれば無料でご相談いただけますので、一人で抱え込まずにお声がけください。

まとめ

抜け毛には季節のリズムがあり、とくに秋、次いで春に増えやすい傾向があります。その多くは休止期脱毛と呼ばれる一時的なもので、1〜2ヶ月ほどで落ち着いていきますので、あわてて高価なケアを追加する必要はありません。

ただ女性の場合は、産後や更年期といったホルモンの変化、そして日々のヘアスタイルによる負担が季節と重なりやすく、季節のせいだけでは説明のつかない抜け毛が混ざっていることがあります。見きわめの目安は、2ヶ月を過ぎても続くかどうか、抜けた毛に細く短いものが混じっていないか、分け目の地肌が元に戻るかどうか、そして毎年の戻り方が悪くなっていないかの4つです。

迷われたときは、確かめるためだけにお越しいただいて構いません。季節のせいだと思って過ごした数年のあいだに進んでしまうことが、いちばんもったいないと考えています。

原因を確かめるところまでは0円です

女性の薄毛は、FAGA・産後・甲状腺・鉄不足など原因がいくつも重なります。原因が違えば効く治療も変わるので、まず何が起きているかを確かめてください。院長が毎回直接診察し、マイクロスコープで頭皮を見ながらお話しします。初診料・再診料・カウンセリング・血液検査は0円(血液検査は医師が医学的に必要と認めた場合)。必要のない治療はおすすめしません。
治療を始める場合も、進行を抑える薄毛予防プランは月2,750円から。プランはいつでも変更・中止できます。

ご来院後はすぐに個室へご案内します。お帰りも時間差でご案内するため、待合室で他の患者様とご一緒になることはありません。

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新宿三丁目駅 徒歩1分/土日も診療/03-5925-8241

BEA AGA CLINIC 院長 清水崇裕
この記事の監修医師
清水 崇裕
BEA AGA CLINIC 院長/医師・医学博士・放射線科専門医
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