日本テレビ「DayDay.」「news every.」、フジテレビ「Live News イット!」ほか出演・取材協力
「女性の薄毛は、どこに相談すればいいのでしょうか」
「クリニックがたくさんありすぎて、どこを選べばいいのかわかりません」
この記事は、特定のクリニックをおすすめするものではありません。どこを受診されるとしても使っていただける見きわめの基準として、新宿で女性の薄毛治療を行う医師の立場からまとめました。
確認していただきたい7つのこと
| 見ていただきたいこと | どこで確かめられるか |
|---|---|
| 女性の薄毛を専門的に診ているか | サイトに女性向けの治療と料金が書かれているか |
| 医師が診察しているか | 診察を担当するのが医師か、カウンセラーが中心か |
| 原因を確かめてから治療を提案するか | 問診と頭皮チェックのていねいさ |
| 料金が公開されているか | サイトに月額と総額が書かれているか |
| お薬の説明が誠実か | 効果だけでなく副作用と注意点も説明するか |
| 人目に配慮があるか | 個室かどうか、待合室で人と会わずに済むか |
| 通い続けられるか | 場所、診療時間、オンライン診療の有無 |
女性の薄毛を専門的に診ているか
薄毛治療というと男性のAGAの印象が強いのですが、女性の薄毛は男性とは原因も、使えるお薬も違います。男性で使われるフィナステリドやデュタステリドは、女性には原則として使えません。この違いをきちんと説明できるかどうかは、女性を診てきた経験がそのまま表れるところです。
サイトを見るときは、FAGA(女性型脱毛症)、びまん性脱毛症、産後や更年期の抜け毛といった女性特有の症状について、どういう方針で治療するのかが書かれているかをご覧ください。男性向けの説明の一部を女性にも当てはめているだけのところもあります。女性に使うお薬についてはFAGA治療薬をまとめた記事にご説明しています。
医師が診察しているか
クリニックによっては、医師の診察がごく短く、実際の説明やプランの提案をカウンセラーが行っているところがあります。カウンセラーは医学的な診断ができません。診断と治療方針を決めているのが医師かどうかは、必ず確かめていただきたいところです。
原因を確かめてから治療を提案するか
女性の抜け毛は、FAGAのほかにも、貧血、甲状腺の病気、急激なダイエット、産後のホルモンの変化など、まったく別の原因で起きていることがあります。原因が違えば、正しい対処も違ってきます。ですから、問診や頭皮の確認を通して原因を確かめる過程があるかどうかが大事になります。
症状をひととおり聞いただけで、すぐに高額な治療コースの話になるようでしたら、いったん持ち帰って考え直していただいてよいと思います。どの科にかかるべきか迷われている方は女性の抜け毛は何科に行くべきかの記事もご覧ください。
料金が公開されているか
薄毛の治療は自由診療ですので、料金はクリニックごとに違います。確かめていただきたいのは金額の安さそのものより、公式サイトに具体的な料金が載っているか、月々いくらか、追加の費用がないかという透明性のほうです。
「料金はカウンセリングで」としか書かれていない場合、来院してから思っていたのと違う金額を提示されることがあります。自由診療と保険診療の違いについてはFAGA治療が保険適用外である理由の記事にまとめています。
お薬の説明が誠実か
女性の薄毛治療に使うお薬には、それぞれ副作用と注意点があります。とくにミノキシジルの内服は、日本では薄毛の治療薬として承認されていない適応外の使い方にあたりますので、その説明を省かずにしてくれるかどうかは、誠実さの分かれ目だと思います。
「必ず生えます」「副作用はありません」と言い切るところより、よい面とリスクの両方を説明したうえで、選ぶのはご自身に委ねてくれるところを選んでいただきたいと思います。
人目に配慮があるか
髪の悩みはとてもデリケートなものです。通い続けることを考えると、完全個室かどうか、待合室で人目が気にならないか、男性の患者さんと動線が分かれているかどうかは、想像以上に大きな要素になります。「人に見られたくないから足が遠のいた」というお話は、実際によく伺います。
通い続けられるか
薄毛の治療は、効果を感じられるまでにおおむね4〜6ヶ月、そのあとも続けていくのが基本です。1回行けるかどうかではなく、半年から1年通えるかどうかでお考えください。駅からの近さ、仕事帰りに寄れる診療時間、忙しい月にオンライン診療を使えるかどうかが判断材料になります。
立ち止まったほうがよいサイン
次のようなことがあったときは、その場で決めずに一度持ち帰っていただくことをおすすめします。初回のカウンセリングで高額な年間コースの契約をその日のうちに強く勧められたとき。診察がほとんどないまま、お薬やコースの話が中心になったとき。「必ず生える」「100%効果がある」といった、効果を保証する言い方をされたとき。やめたいときの解約や返金の条件があいまいなとき。料金の仕組みが複雑で、総額をその場で計算できないときです。
ひとつでも当てはまったら、その場で契約せずに持ち帰ってください。きちんとしたクリニックであれば、考える時間がほしいと言われて嫌な顔をすることはありません。
皮膚科と薄毛のクリニック、どちらがよいのでしょうか?
かかりつけの皮膚科でも、薄毛のご相談はできます。使い分けの目安をお示しします。
| こういうとき | 受診先 |
|---|---|
| 頭皮の湿疹・かゆみ・フケなど、皮膚の症状が中心。円形脱毛症が疑われる | 皮膚科(保険診療) |
| 分け目や全体のボリュームが少しずつ減っている。FAGAの治療をしたい | 薄毛のクリニック(自由診療) |
一般の皮膚科では、女性の薄毛に対して使える治療の選択肢が限られることが多いのが実情です。治療して髪を増やしたいという段階であれば、女性の薄毛を専門に扱うクリニックのほうが選択肢は広くなります。
カウンセリングで聞いてみていただきたいこと
サイトを読んでもわからないことは、その場で聞いていただくのがいちばん早いです。遠慮される方が多いのですが、こうした質問に正面から答えられないクリニックであれば、そもそも通う必要はありません。
「医師の診察は毎回ありますか」「診察は何分くらいですか」「私の場合、何が原因だと考えられますか」「このお薬の副作用を教えてください」「途中でやめたくなったとき、どうすればよいですか」「今日決めないといけませんか」。この6つを聞いてみてください。答え方そのものが、そのクリニックの姿勢を映します。
参考として、当院の場合
比較するときの一例として、当院の体制を事実だけご紹介します。他院と比べてどうということではなく、上のチェックポイントに沿うとこうなる、という一つの見本としてご覧いただければと思います。
診察は、カウンセリングから治療後のフォローまで、すべて院長が担当します。診断は問診とマイクロスコープでの頭皮チェックで原因を確かめてから治療をご提案し、貧血や甲状腺の病気などが疑われる場合は、検査のご案内も含めてご説明します。料金は公式サイトで全プランを公開しており、予防プランが月2,750円から、発毛プランが月11,000円から(いずれも12ヶ月プランの月額)です。初診料・再診料・カウンセリング料はいただいておりません。
カウンセリングから診察まで完全個室で、待合室で他の患者様と顔を合わせにくい造りになっています。新宿三丁目駅から徒歩1分、平日は20時まで、土日も診療しており、オンライン診療にも対応しています。
話を聞いて、いったん持ち帰って比べるためにお使いいただくのも歓迎です。その日のうちにお決めいただく必要はありません。
よくあるご質問
カウンセリングだけ受けて、契約せずに帰ってもよいのでしょうか?
まったく問題ありません。むしろいくつかのクリニックの話を聞き比べてから決めるのは、賢い選び方だと思います。その場で決めさせようとするクリニックのほうに気をつけてください。
オンライン診療だけで治療を完結できますか?
できるクリニックは増えていますが、基本は対面での診察をおすすめしています。頭皮の状態を直接見せていただいたほうが、原因の見きわめも経過の確認も確実だからです。とくに初回は対面が望ましいと考えています。そのうえで、お仕事の都合や遠方にお住まいで通院が難しい方は、オンライン診療を組み合わせることで続けやすくなります。
安いクリニックを選ぶのはよくないのでしょうか?
安いこと自体は悪いことではありません。確かめていただきたいのは、その金額に診察とフォローが含まれているか、広告に出ている最安値と実際に提案されるプランがかけ離れていないかという点です。月額の安さより、総額と内容に納得できるかどうかで選んでいただければと思います。
今のクリニックが合わない気がします。変えてもよいのでしょうか?
構いません。薄毛の治療は長く続くものですので、話しにくい、聞きたいことを聞けない、という状態のまま通い続けるのはおすすめしません。いま使っているお薬の名前と量がわかるものをお持ちいただければ、そこから引き継いでご相談できます。
家族に知られずに通えますか?
可能です。完全予約制で完全個室ですので、院内で誰かに会うことはほとんどありません。郵送物やお薬の受け取り方法についてもご希望を伺いますので、カウンセリングのときに遠慮なくお申し付けください。
まとめ
クリニック選びで柱になるのは、女性の薄毛を専門的に診ているか、医師が診察しているか、料金が公開されているかの3つです。そのうえで、原因を確かめてから治療を提案してくれるか、お薬のリスクまで説明してくれるか、人目に配慮があるか、通い続けられるかを見ていただければ十分だと思います。
効果を保証するような言い方をするところ、その日のうちの契約を強く勧めるところは避けてください。そして1回行けるかどうかではなく、半年から1年通えるかどうかでお考えください。
受診の流れや初回にかかる費用についてはFAGA治療の始め方の記事にまとめています。
